花のある暮らし & RAPT理論

宝塚のパワハラと情報社会の悪①

宝塚で問題となったパワハラやマスコミについて私が思ったことを残したいと思います。

世代が違うと何気ない一言でもパワハラと言われてしまう時代です。
とても生きにくい世の中になっていると思います。

宝塚のような伝統芸能の分野ではある程度の厳しさが必要です。
宝塚だけでなくダンスやミュージカル、バレエ等のプロの世界は厳しいです。

パワハラかどうかはそれを受ける人の捉え方で違います。  

舞台に立つことが心の拠り所であり情熱と向上心がある人は厳しい指導をパワハラだと騒がず芸を磨いていきます。
周りがパワハラだと言おうとも彼女はプロの舞台人だったからそうであったと思っています。

厳しくても同じ高見を目指しそれを克服して一緒に舞台を作り上げることで上下関係に信頼関係が生まれる。
やり切った達成感や充実感があるから舞台に立っている。

いじめやパワハラであんな素晴らしい舞台が作れるはずがない。

プロの世界も宝塚も知らない人からすれば厳しい叱責はパワハラだと思うかもしれませんが、
遺書もないのだから彼女(故人)がパワハラだと思っていたのかを断定できる証拠はなく、周りがパワハラだと騒ぐのはおかしいです。

因果関係不明で、パワハラ音源もなく、物的証拠もなくただ文春リークだけがあっただけです。
もし仮にパワハラが長期間日常的にあったとしたら録音があると思いますがそれもない。

弁護士が彼女と家族のラインだけでパワハラを認めよと言うにはあまりにも無理がありすぎます。

上級生の叱責は新人公演のことです。
上級生は数回挨拶程度しか話した事ないのに話を盛って盛っての文春記事は酷すぎました。

上級生の叱責は少し強めの愛あっての言葉だと思ってます。
新人公演はその公演中に一回だけ下級生が演じます。
劇団が下級生への指導も上級生に任せていますが、上級生は今までの流れの通り指導しただけです。

彼女がなぜ叱責を受けたのか?
声を荒げるまでに至った理由は?
何回目でそうなったのか?
指導されてどう答えたのか?

叩くならばこれらを明確にしてから叩いてください。
厳しい指導に至る理由やその背景を考えないのでしょうか。  
常に真綿で包むように優しく指導しなければならないのでしょうか。

宝塚の舞台に立つことを夢みてずっと努力してきた。そして厳しいプロの世界の中で生きていた彼女が、新人公演の時に受けた指導だけで自死を選ぶとは考えられません。

理由もなく叱責するなんてありえませんし、組長さんやスターになるような方はそんなに暇ではありません。
毎日公演、多いときには一日2公演本役を演じながら新人公演の面倒も見ます。
下級生も上級生も全員大変です。
大変なのは彼女だけではないのです。

彼女は新人公演の最後の年で指導役でした。
上級生のアドバイスを聞き入れなかったり度々失敗していたという記事も読みました。
指導役として下級生へ伝えなければならないことができていなければ強めの口調になるのも理解できます。

舞台経験が少なくコロナで更に経験がなく、あの広い舞台で事故なく無事に下級生全員がやり切ることは大変です。上級生のアドバイスがなければ無理です。

階段や回転盆など経験不足で事故に繋がる可能性だってあります。
銀橋でスポットライトが当たればその光で何も見えません。
本役さんが何気なく銀橋の上で踊ったり歌ったり走り抜けたりしていますがかなりの身体能力が必要です。
下級生は怖くて銀橋を渡れません。
それを上級生は転落がないように丁寧に教えています。
新人公演といえどプロの興業。
事故や失敗は許されません。
無事に終えるかを上級生はヒヤヒヤしてずっと見守っています。

指導役としての役目を果たさなければ下級生に影響を与えます。
強い叱責があったのならそれなりの理由があるのだと思います。

彼女は劇団との雇用契約でなく既に委託契約です。(入団6年目から委託契約になる、新人公演は7年目までの生徒が出演)
劇団に出演を委託された個人事業主。 

過重労働が問題となりましたが
雇用契約ならば雇用側は
安全管理などをしなければなりません。
でも委託契約だから本来ならば個人事業主は過重労働は関係ありません。
でも劇団側は労働時間に関して非を認め謝罪しました。
労働基準監督署の調査が入り改善策も実行すると発表しました。

パワハラの定義は
「業務上必要な指導や教育の範囲ならば、上司や先輩の注意の仕方に不快感や怒りを抱いたとしても、パワハラには該当しません」とあります。

部下が問題行動を是正しなかったので強めの口調で指導をしたとします。
従業員を育てる目的で行われたものか、それとも嫌悪の感情や退職に追い込む目的によるものか。また人格的な攻撃を含んでいるかで判断されるようです。

また「長期間にわたる、肉体的苦痛を伴う過酷な環境下での勤務に直接関係のない作業を命ずる。」等の過大な要求もパワハラに該当しますが、
「(1)労働者を育成するために現状よりも少し高いレベルの業務を任せる (2)業務の繁忙期に、業務上の必要性から、当該業務の担当者に通常時よりも一定程度多い業務の処理を任せる」はパワハラに該当しないとあります。


厳しい叱責だけがパワハラではありません。

文春はパワハラは上級生の叱責だと限定してますが、
遺族側弁護士はレベルの高い過大な要求が過重労働に繋がるという考えのようです。
過重労働もパワハラの対象だという考えです。
弁護士の方は今まで過重労働を専門的にしている方のようなので弁護士はこちらから訴えたいのかなと思いました。
でも彼女は委託契約です。
雇用契約でないのにそれが通るのか疑問でした。
仕事の業務内容が明確なサラリーマンなら分かりますが、
個性と才能を見せるプロの世界なのでそれが該当するかどうかは分かりません。
どちらにせよ劇団が過重労働のパワハラを認め合意書を取り交わしました。

新人公演の経験がありプロの舞台人である彼女は新人公演を指導役として間違いなく無事に成功へと導けたはずです。

では何故できなかったのか。
正常な精神状態なら新人公演を乗り越えていたはずです。
心が病んでいたのか。
まともな精神状態を保つ事が無理な状態だったとしか考えられません。

乗り越えられなかったのは半年前の「ヘアアイロン事故」いじめ報道が大問題だと思っています。

彼女はとても辛い立場になりその後も宙組内で自分の立ち位置を見失い人間関係の悩みがあったのだと思います。

彼女は情報提供者ではなく
名前を出されたことを悩んでいたと同期のOGがニュースで話されていました。

それを隠すかのように原因は上級生のパワハラだと何ヶ月も文春は流し続けました。

鬱になっていたのか、精神状態はどうだったのか。
それは裁判になって彼女とその周りのことまで調べないと分かりません。

その一番大きな問題を弁護士はスルーしました。
情報提供者を追及しませんでした。
リークがなければ彼女は自死することはなかったと思います。

パワハラだとアレだけ叩いて、
でもご遺族は裁判を避けました。

ヘアアイロンが当たった火傷の診断書は提出なく、劇団内の医務室での処置だけで終わり、この弁護士はパワハラしか言うことがないのだろうか、、と思いました。
パワハラ裁判なると、文春や情報提供者も引っ張りだされます。
会見でスルーしましたがスルーできません。
この遺族側の弁護士さんはいったい何をされたのでしょうか。
上級生個人のパワハラは立証されず、文春と情報提供者を糾弾せず、
自死の原因を明らかにすることもしなかった。

だからマスコミへのパフォーマンスと言われても仕方がないですね。
なんの仕事もしてない。

結局、名前を指定された上級生と宙組の組子が報道された一方的な内容だけで社会的制裁を受けてしまいました。

文春と情報提供者の倫理の大問題。

中傷記事がでなければ亡くなっていなかったのが本当に悔しく悲しいことです。

裁判になれば数年かかりますから宙組公演の中止と裁判の対象となる宙組生が何名になるか分かりませんが裁判中は舞台に立てません。
だから劇団は裁判は避けたかったのでしょうけれども、、

劇団として認めないと前には進めなかったのでしょうね。

恐ろしい圧を感じます。報告書の黒塗りに圧を感じます。全て公開されれば良かったのに。

「ヘアアイロン事故」が全国誌に載った時点で家族は彼女の苦しみが分かっていたはずです。 
ご両親も彼女を心配していたことでしょう。
その記事で追い詰められた可能性があるのになぜ、文春を相手に訴訟しなかったのか。
情報提供者を追及しなかったのか。
情報提供した人を庇ってるのでしょうか。
ご遺族が文春を批判しないのが不思議すぎます。

事故直前の彼女の行動や証言も伏せられている不自然さがあります。

彼女の人間関係は劇団の第三者委員会で明らかになりましたが報告書の公表は黒塗り。
その調査発表もご遺族が公開せず下げました。
プライベートの黒塗りの部分を伏せたかったのでしょう。
報告書の黒塗り部分や家族間の人間関係、プライベートな事まで裁判で明かされるのはご遺族にとって負担が大きいでしょう。
そして、ご実家のお店が阪急阪神東宝グループに出店している不思議さ。
不思議な事が色々とあり、不都合な真実を隠したい事があったのではと思ってしまいます。

スッキリしませんが当事者同士が合意書を取り交わしたならそれで終了です。
外野が口を挟む資格はありません。

しかし、宙組公演再開を発表したとたんまた誹謗中傷が沸き出しました。
また始まった感。

一年以上も文春やSNSで顔写真や名前を出して執拗に報道。
フェミニスト団体元理事がユーチューブやテレビに出まくりいじめの団体だと宝塚バッシングをしたのも同じ時期と重なります。
また劇団に爆弾を仕掛けたと脅迫まであり公演が中止にもなりました。
そして文春は星組のパワハラも報道しました。
これが大きくならなかったのは個人名を上げなかったからでしょう。
宝塚のよく知らない人が事実確認もせず又聞きしていい加減な記事を書いたという事です。

真実が分からないのに人を執拗に叩くのは嘘を隠すためだと私は思っています。

報告書で文春の記事のようなことを聞いたり見たりした人はいません。

上級生のお咎めなしは記事が歪曲誇張であり、はっきり証言する人も事実もなかったからです。

謝罪する事が劇団側の過重労働のみであったから歌劇団として謝罪したのです。
ご遺族側が上級生に対し不問とした。
歌劇団側は調査に基づいて不問にした。
不問である上級生に謝罪を求められません。だからご遺族は謝罪文を受け入れられません。

もし彼女たちを辞めさせたらそれこそ、冤罪に等しいことになります。

自死の原因が上級生だというなら、裁判で判断するしかないのですがご遺族は避けました。
裁判しないのなら、上級生のお咎めなして公演再開が正しいのです。
ご遺族も宙組解体とか公演中止などの申し出はされていませんし、ご遺族は上級生の個人名も出されていません。
週刊誌はいったいどこからその個人名があがったのでしょうか。

再開した公演で献花台がないとか、
追悼公演がないとか、
一言も謝罪の言葉がないとか、
観劇にきたファンに向かって何をどう謝罪すれば納得するのでしょうか。

劇団側がパワハラを認め
劇団生個人は問わない。
合意書の通りそれ以上でもそれ以下でもない。
これ以上第三者がとやかく言う筋合いはない。

最近は芸能人や有名人をマスコミやSNSで貶めようとする動きが続いてます。
政治家絡みの宝塚潰しなのか?
反日団体の日本文化潰しなのか?
何年もかけて計画的に用意周到
週刊誌で煽り、テレビで洗脳し続け、
マスコミ、SNSで総攻撃して追い込む悪人ども。

文春への情報提供者を庇うような上級生への誹謗中傷のツイートもありました。
悪質ブロガーによる誹謗中傷とも繋がっているのでしょうね。

ツイッターで警察による捜査が始まってもいない時期にパワハラによる、、という記事が各社一斉に出たとのツイートもありました。

マスコミが一斉にそればかりを報道する時は何か裏があると考え暫く傍観したほうがいいです。
間違いなく計画的に準備して一斉に叩く闇の悪の組織が裏にいるということです。

マスコミのデタラメ記事で人生を狂わされました。

故人も叩かれた上級生も宙組生も、またそのご家族も犠牲となりました。
ファンも苦しみました。

日本は狂っています。本当にサタン的な世の中です。

〜②へ続く

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