花のある暮らし & RAPT理論

鶴の丸絎けの帯締め

娘の公演

年一回か二回

振袖や丸帯 

小物を早めに出して吊るしておきます。

着物の手入れをする時間が好きです。

今回使う帯締めは丸絎け。真綿を芯に入れた丸い棒のような帯締めです。
紅・白・金襴は祝儀用として黒は不祝儀用とされています。

帯締めは1800年前半、
歌舞伎役者が衣装の着崩れ防止のために帯の上に締めたことが始まりと言われています。
それが流行ったのが丸絎けです。
丸絎けの帯締めから
その後明治になり組紐の帯締めが使われるようになりました。
今は組紐の帯締めが主流となっています。

丸絎けは晴れ着や礼装用として、また花嫁さんの帯締めとして重宝されていましたが、
現在ではそれさえも組紐にする方が多いと思います。

成人式の振袖に丸ぐけを使っている方もいます。
ボリュームが出て存在感があるので、帯締めにポイントを置きたい人や、アンティーク調に着たい方に人気あります。

私の場合、日舞では丸ぐけが好きなので好んで使います。雰囲気が組紐の帯締めよりも柔らかな感じ。
なにより締めやすいからです。
今回は、白地に金の鶴の刺繍が施された丸ぐけを使います。

現代はファッションとして着物も小物も自由に楽しめたら良いと思います。

丸帯は桜の刺繡が入った可愛いピンク色

帯締めや重ね襟は白色にしました。

重ね襟も桜模様です。

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