花のある暮らし & RAPT理論

香川漆芸のアクセサリー

香川漆芸は蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)の技法があります。
「香川の3技法」といいます。

●彫漆(ちょうしつ)
彫漆は色漆を数十回以上塗り重ねて色漆の層を作ります。100回で厚さ約3mmぐらいになります。その層を彫り下げることにより文様を浮き彫りにする技法です。
彫りの深さによって色の出方が変わってきます。独特の美の世界です。

もとは 中国の宋・元の時代かららしいです。
日本には室町時代に入り、日本的な彫漆技法を完成させました。 朱漆、黒漆だけでなく様々な色漆が使われています。

漆塗りのアクセサリーは父が作ったものですが、これも彫漆になるかと思います。

ブローチ、ペンダント、細長いものは着物の帯留め、指輪など、、

人間国宝や工芸作家さんなら、彫漆の技法で花模様などの文箱を作っていらっしゃいます。
花びらに彫る角度と深さでひとひらひとひら表情が変わって、立体的になると思います。
滅多にお見かけしませんが、高価なものでとても素敵です。

漆塗りは秋カラーの大人っぽく上品で落ち着いたお色だからお着物や、カジュアルな洋服のワンポイントとかもなると思います。
亡くなった母が着物や洋服によく付けていたのを懐かしく思います。

薔薇の小箱も漆塗り。これも父の作品ですが、漆芸も奥が深いです。

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