花のある暮らし & RAPT理論

秋の創作舞踊と着物

紅葉が色づく秋ですね🍁

先日は毎年の創作新舞踊公演に娘が出演しました🍂

ステージではなく畳の大書院
日本庭園を眺め、深まる秋の風情に着物を着て舞う姿は日本独自の赴きがあります。
古典舞踊や創作新舞踊、ジャズダンスなどを踊り、私も楽しませていただきました。

写真はその時の着物です。

中学の時から加入している会の年2回程の公演、、
もう10年になります。
東京の大学進学のため四年前に団体を卒業しましたが、出演依頼があると動画でレッスンを受け、前々日に音合わせ、前日はリハーサル、そして慌ただしく本番当日を迎えます。

なかなか東京まで行けませんから、
帰省した時に娘に会うのが楽しみで、
着物や髪飾り、かんざしの用意は私の役となっています。
演目に合わせて着物選びが楽しみです。

日本舞踊は歌舞伎から派生して、女性による舞踊も加わりました。
昔はお稽古事としても流行り、日本の伝統文化となりました。
日本舞踊は歌舞伎から別れて多くの流派ができプロの日本舞踊家が活躍されています。
日本を代表格する伝統芸能と言えます。

踊りの始まりは、
日本神話の時代、天照大神が天の岩屋戸にお隠れになった時、アメノウズメノミコトがその前で踊ったのが起源だと言われています。
舞は神に捧げるものであります。
神と交流するためのものとして生まれたようです。

古典舞踊、新創作舞踊など新しい流派も立ち上がり様々な芸能ができましたが、その根底には神へ捧げる思いが込められています。

日本舞踊は、着物を着た所作や動きの美しさ。立ち居振る舞いや礼儀の中に、感謝の心が感じられます。
すっと背筋を伸ばした姿勢や滑らかな動き
動作に添って動く裾や袖。
扇子を使うのは日本の独特な踊りです。

日本の民族衣装は着物です。
海と山に囲まれた日本の自然と四季の移ろいを着物にその美を表現してきました。
日本の繊細な四季に合わせ着れる時期がごく限られた絵柄もあります。

着物を着るとお行儀が良くなる、奥ゆかしさを引き立ててくれます。
普段の生活の中では着る機会は少ないですが、成人式、七五三、お宮参りなど冠婚葬祭、茶道・華道・日本舞踊、パーティや観劇に、夏は浴衣も、、結構着る機会はありますね。

ピンクオレンジ色の訪問着に丸帯を前で結びました。
お引き摺りは訪問着の上から羽織って踊りました。
お引き摺りを着る予定が、次の出番まで10分しかなく
次の「訪問着+袴」は、どうしても10分ではむりなので、
訪問着だけは着ておいて、お引き摺りを脱ぎ袴を着る早変わりになりました。
丸帯もほどき、袴は半幅帯になるので早変わりも大変です。
かんざしも変わってくるので裏方の着付けの先生も大変です。

髪も普段はショートボブなので、ウイッグをつけ上手に日本髪にしてくださっています。
日本髪のカツラにすれば、洋舞のときにカツラ→洋舞のセットは難しいためにウイッグにしました。
洋舞の時はウイッグをのけて、ヘアセットも変身!なかなか大変です。
シルバー&パールの髪飾りに付け替えました。

早朝から一日の大仕事ですが、親子で楽しんでいます。

日舞の経歴も長い娘ですがジャズダンスの道へと進みたいようです。公演のお手伝いはいつまでできるでしょうか。
小学生からの夢が叶いますように願っています。

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